2008.01.18

ヨーロッパのビール

【ドイツ】
ドイツは世界一の個人年間消費量を誇る国です。
筆者もドイツ出張の折、ミュンヘンでドイツビールを楽しみましたが、たいへんおいしい!特にバイスビールといわれる白ビールが最高でした!

ドイツ国内で作られるビールのほとんどがドイツ国内消費に当てられるというほどのビール大国です。さらに地ビール醸造も盛んに行われていて、種類も約6000種以上の銘柄があるといわれています。

これほどまでのビール大国には、品質の維持や向上を目的とした法律『ビール純粋令』というものがあり、ビールは大麦・ホップ・酵母・水以外のものを使用してはならないと厳格に定められています。

また、ドイツはビール製造技術の向上にもたいへん力を入れており、高度なビール醸造技術家を養成するマイスター制度を持っています。この制度による専門課程を修了した者を『ブラウマイスター』と呼びます。

ドイツビールのほとんどはピルスナータイプです。ピルスナータイプとは、1842年にチェコのピルゼンにできた醸造所で生まれたボヘミアン・ピルスナーが原型です。低温で乾燥させた色の薄いモルトとピンゼンの軟水とボヘミア産のホップがピルスナースタイルを造り上げました。世界中で最もメジャーなスタイルです。


【ベルギー】
ベルギーは国土が小さいですが、醸造所はなんと約540箇所もあります。ドイツと並んでビール醸造が盛んな国となっています。

ベルギービールは、果実を使用したビール、樽で寝かして醸造させるビールなどワインやシャンパンにも似たビールがあります。
ビールの種類の中でも古い伝統の味を今でも受け継いでいるのが修道院で作られるビール、「トラピストビール」です。

ベルギービールは通常のビールと違って、常温で飲む事が多く、ワインみたいですよね。


【オランダ】
オランダのビールは、江戸時代にオランダの商船の使節団が献上したビールが始まりだと言われて、日本で最初に飲まれたビールだと言われています。

オランダでは、トラピスト(修道院)ビールや、ピルスナービールが主に醸造されています。


【イギリス】
イギリスビールの特徴は、エールビール(上面発酵ビール)です。
特に樽などで2次発酵させたビールが「本物のエール」と呼ばれています。このビールの飲み頃はバーテンダーの勘が決め手となっています。

イギリスでホップを入れたビールが認められたのは15世紀以降の事です。それを境にして大きな発展を遂げた事になり、今現在はビールの先進国となっています。

イギリス国内ではビールメーカーがパブを直営していますので、パブで本場のビールを味わうのがメジャーな飲み方となっています。


他にもフランス、イタリア、ポルトガル、デンマークなど、著名なビールがヨーロッパには多数あります。
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2008.01.06

ビールの起源

ビールの起源は、紀元前4000年〜3000年のメソポタミア文明の頃に偶然できた飲み物といわれます。しかし、一説によれば、ビールの起源は6000年よりさらに遡るともいわれ、人類最初の文明であるシュメール文化において既にビールが飲まれていたといいます。

原料となっている小麦や大麦などの穀物は、それ以前の紀元前8000年以上昔から栽培されていたといわれており、大麦を混ぜた何かに水分が入り、それをほったらかしにしていたら発酵してビールの原型ができたといいます。

現存する最古のビールの記録は、イラク北部のシャルモ遺跡から発掘されたモニュマン・ブルー(楔形文字によって刻まれた粘土板)であり、そこにはその頃のビール作りの記録が残されているそうです。

その後バビロニアを経由し、エジプトへとこれらのビール造りの技術は伝来して行きました。古代エジプトでは、ビールは薬としても使われ、胃薬として、また手や足などの打撲にはビールを湿布薬にも使われていました。ビールはピラミッドを建造する際に賃金としても支払われていたそうで、賃金や報酬の代わりとして支給されていたようです。

紀元前500年頃にはギリシャでもビールの造り方をエジプト人から学び、飲まれるようになりました。そして、紀元前にはすでにドイツの一部でビールが飲まれていたようです。ドイツ人のビール好きは、実に2千数百年以上の歴史を持つ筋金入りのものであるようです。

この頃、飲まれていた原始ビールはどんな味がしたのでしょうね。現在のビールとはずいぶん違ったものだったのでしょう。現在の大手のビールはいずれもビール酵母の発酵を止めて出荷します。いつどこで飲んでも同じ味わいで飲めるようにという配慮だそうです。逆にいうと、ビール酵母は死んじゃってるわけで、本当のビールの風味はないわけです。

地ビールが原始ビールに近いのかもしれませんね。次回は地ビールを取り上げてみましょう。
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2008.01.04

大切なビール酵母

ビールづくりは最初に麦芽(ばくが)を煮込むところから始まります。麦芽とは麦を発芽させて乾燥させたものです。この煮汁は麦汁(ばくじゅう)と呼ばれます。

ビールの味はこのとき使用される水と麦芽の質によって大きく左右されます。日本酒でもそうですが、原水が含むミネラルの種類とそのバランスが最も味に影響を与えます。これらのミネラルのあるものは、次に加えるビール酵母の餌となり、酵母の発酵の程度が大きく変わります。

麦芽と天然水を丸一日かけて煮込んだ麦汁の中には、麦芽から抽出された糖分、様々な栄養素が濃縮されています。この麦汁の中にビール酵母が投入されます。では、ビール酵母とは一体何なのでしょうか?

ビール酵母は、一定の温度管理ものとで麦汁中の糖分をアルコールと二酸化炭素に分解していきます。発酵ですね。このとき生じる二酸化炭素があのビールの泡になります。ビール酵母は約1ヶ月かけて麦汁中の糖分が無くなるまで細胞分裂を繰り返し、増殖しながら麦汁をビールに変化させていくのです。

発酵は約1ヶ月間続けられ、この間に酵母の内部には上質な麦の多様な栄養素が蓄積されていきます。スプーン一杯のビール酵母に含まれる栄養成分は、実に麦の数百倍以上もあります。ビール酵母は栄養素が凝縮された貴重な食品となるわけです。

このような理由から現在ビール酵母がダイエットで注目されています。スプーン一杯のビール酵母をヨーグルトに混ぜて食べるだけで、糖分や脂肪分というダイエットの大敵を摂取することなく、多様な栄養素を補給することができ、健康的にダイエットができるのです。
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