2008.03.22

ピルスナービールの生まれ故郷はチェコビール

ビール特有の苦味に、爽快感のある喉越し、きれいな淡黄金色のビール、このようなビールのスタイルを総称して、「ピルスナー」と呼んでいます。ピルスナーというスタイルのビールは、現在、日本はもちろん、世界各国のビールの主流となっています。それほど、多くの人の口に合う、飲みやすくて美味しいビール。そのピルスナービールが生まれたのがチェコなのです。

チェコ・スロバキアは1993年、チェコとスロバキアの2つの国に独立しました。ピルスナー・ビールの元祖であるチェコのビール「ピルスナー・ウルケル」が誕生したのは、チェコの首都プラハの南西約にあるピルゼン(プルゼニュ)という街です。

19世紀初め、ビールの品質はまだまだ粗悪なものが多く、高品質のビールを造ることは簡単なことではありませんでした。それはチェコビールも同じこと。ピルゼンのビール醸造職人たちは、自分たちの造るビールの品質の安定と向上をめざしていました。

彼らはドイツのミュンヘンから、ビール醸造の技術者を連れてきました。そして、下面発酵ビール(ラガータイプ)の技術が開発されました。19世紀の半ばにようやく黄金色に輝くピルスナー・ウルケルが誕生します。今でこそ、私たちのビールのイメージは淡黄金色ですが、当時のビールは褐色や濃褐色だったため、黄金色に輝くビールを目にした当時の人々はとても驚いたそうです。

この土地で育つ大麦とホップが、非常に高品質であったこと、ピルゼンの水が硬水の多いヨーロッパでは珍しく軟水であったこと、ラガー酵母との相性がぴったりだったこと。いろいろな要素がピルスナービールが生まれるためには必要でした。

逆にいえば、ピルスナービールはさまざまな条件が奇跡的に揃ったチェコのピルゼンで生まれるべくして生まれたと言えます。そして、やはりドイツ・ビールの職人の技術が、ピルスナービールを生み出すためにあったことを覚えておきましょう。

現在アメリカを代表するといってもいいビール「バドワイザー」がチェコの「ブドワゼ」の名前をもらったという逸話があるくらい、ピルスナービールの登場は世界中のビール好きに強い感動をもたらしたのでした。
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2008.03.15

やっぱりドイツビール

ビールといえばやっぱりドイツビールですよね。私は一昨年、ドイツへ出張した折、ミュンヘンの酒場でドイツビールと出会いました。うまかった!忘れられないほどです。

では、ドイツビールとは、一体どんな味なのでしょうか? ドイツビールを揃えていつでも自由に飲ませてくれるバーはまだまだ少ないので、ドイツビールを実際に口にされた方は少ないのではないでしょうか?

ビールの本場のドイツにはたくさんのビールがあります。ドイツビールのいくつかの種類は日本で入手可能です。

ドイツビールのルーツはとても古く、なんとメソポタミアのシュメール人が約6000年前にはすでに造っていたビールだと言われています。6000年の歴史!!

ドイツビールは原料にも厳しいルールを課しています。「ビールは『大麦』と『ホップ』と『水』の3つの原料以外を使用してはならない」というものです。これは1516年にバイエルン侯ヴィルヘルム4世によって公布された「ビール純粋令」といい、頑固に現在でも順守しています。

まず『大麦』ですが、麦芽を発酵させたモルト(Gersten-malz)が使われます。
『ホップ』(Hopfen)はビールに特有の香りと苦味を与えるツル状の植物です。小さな松ぼっくりのような葉っぱのかたまりの部分(毬花といいます)を使います。
これに酵母(Hefe)が加えられ、ビールを発酵させてアルコールを作ります。

最後に『水』です。日本酒と同様にカルシウムやマグネシウムの含有量を表す硬度によって味が変わります。いわゆる甘口、辛口ですね。淡色ビールには軟水が適していると言われ、反対に濃色ビールは硬水が適していると言われています。

ドイツで飲んだドイツビールで私が気に入ったのは、バイスビールです。バイスは英語でホワイトですね。ええ、白いビールです。日本のビールのようにしっかり濾し切ってない、というか雑味といえば雑味なのですが、なんとも豊穣で濃厚な味わいです。
これに白いソーセージが最高!
posted by kohbo at 18:47| Comment(0) | TrackBack(14) | 日記